短鎖脂肪酸(№1164)
腸内環境にとって、大腸まで食物繊維が届き、腸内細菌によってよく『発酵(食物繊維が大腸まで到達し、ビフィズス菌や乳酸菌といった腸内細菌、いわゆる「善玉菌」のエサとなってエネルギーを作り出すプロセスを呼ぶ。発酵しやすい食物繊維が発酵性食物繊維。)』するかが重要。
発酵によって生み出されるのが酢酸、酪酸、プロピオン酸などの「短鎖脂肪酸」になる。短鎖脂肪酸はエネルギー源になるほか、免疫力を高めたり、コレステロールの上昇を抑えたりする効果もある。
短鎖脂肪酸の一種である酪酸を生成する酪酸産生菌が、「フレイル」の予防に重要な役割を果たすことも明らかにされつつある。(京都府立医科大学大学院の内藤裕二教授)
「菌のリレー」が重要。(小林メディカルクリニック東京の小林暁子院長)
「第1走者」である糖化菌がつくった物質(糖)を「第2走者」のビフィズス菌などがエサにし、短鎖脂肪酸である酢酸などにする。さらに「第3走者」の腸内細菌がやはり短鎖脂肪酸に分類される酪酸やプロピオン酸を生む。
中高年以上では第2走者の不足でせっかくの食物繊維を有効に役立てられなくなる場合がある。ビフィズス菌入りヨーグルトなどで意識的に体内に取り入れることが望ましい。
それまであまり食べていなかった発酵性食物繊維を多く含む食材を摂取するとき、体調や便通の変化、アレルギーの有無に注意したい。
(8/16日本経済新聞NIKKEIプラス1 カラダづくり「発酵性食物繊維 腸内環境よく 食事から(ライター 大谷 新氏記事)」より引用)
発酵性食物繊維の発酵によって生み出される短鎖脂肪酸の有用性を理解しました。
また、糖を食べるビフィズス菌が少ないと、有用な短鎖脂肪酸を作り出せる量が少なくなることを学びました。
具体的な発酵性食物繊維につきましては、以前のDAN-eニュース(№1118)(…弊社ホームページでご参照ください)でご紹介しましたが、食べなれていない食材を摂る時にも注意が必要なことも学びました。
いつまでも健康でいたいです。