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DAN-eニュース(№1168)

拍手の音(№1168)

人の手というやわらかいもの同士の衝突と音波の伝わりがからんだプロセスは複雑で、音が出る仕組みや音の特性は、詳しく分かっていなかった。

米コーネル大などの研究チームが調べた結果、手と手がぶつかった瞬間はほぼ音がせず、両手の間の空洞の空気が、親指と人さし指の根本のすき間から噴き出す時に音が生じると分かった。また、その音は、空きびんなどの容器に、息を吹き入れたときに「ぼーっ」と音が鳴る現象と同じ。

論文の筆頭著者のイツォン・フーさんは「日常にもっと注意を向けるべき。深く考えれば、そこには学ぶべき新しいことがたくさんあります」と語る。

(9/9朝日新聞 科学・環境「拍手 両手ぶつかる音じゃなかった(水戸部六美氏記事)」より引用)

当たり前と考えていることの中にも、何故そうなるのか分かっていないことがあることを知りました。また、そういった事の中に、「新しいもの」が隠れているかもしれないということを学びました。

しかし、拍手の音がどのように鳴っているのか詳しく分かっていなかったということにも驚きました。