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Q&A

化学工業薬品・有機溶剤・シンナー・希釈剤・洗浄剤・ハクリ剤等に関するよくあるご質問への回答集です。使用方法・トラブル時の対策がわからないなど、お困りの際にご参照ください。※質問をクリックすると回答が表示されます。

このような時は、ノンブラッシングを約3%位投入して使用下されば良い結果が得られます。

しかし、目分量でノンブラッシングを投入しすぎますと、逆に乾燥しにくくなり、ゴミ、ホコリが付着し、かえって、違ったクレームの発生につながります。これらを考えても、高温多湿の時は、高級なラッカーシンナーを使用願った方が、ノンブラッシングを改めて投入する必要がありませんので、より経済的とも思われます。

夏季…カブリ止めの入った高級なラッカーシンナーを使用下さい。高温多湿のため、カブリ現象が起きやすいためです。

冬季…関東地方は北の季節風(乾燥した空気)が吹きはじめますと、空気中の湿度が下がりますので、夏季より低級なラッカーシンナーでも充分使用できます。

春秋季…春雨、秋雨の前線時には夏季と同様な多湿状態になります。この時期が一番クレーム発生の多い時期です。夏季用、冬季用両シンナーの使い分けが必要な時期です。

“だれ”は一般に稀釈しすぎと、同一場合に多量に吹き付けした時、更に、特に乾燥の遅いシンナーを使用した時に起きます。また、ノンブラッシングを目分量で入れ,“だれ”の原因になる場合もあり、ノンブラッシングを使用する時は石油缶に3%位にとどめていただくことが大切かと思われます。

ラッカーシンナーの他の名称は、「乾燥が早いシンナー」「溶解力が強力なシンナー」ということになります。油性塗料(サビ止め)に、乾燥が早いという理由で使用になるケースがありますが、これは油性の性質をこわし、更に、空気中の水分を吸収してブラッシング現象を起し、ザラザラで、白く、色がひけた塗面になります。乾燥が早いから、溶解力が強力だから油性塗料(サビ止め)にも使用できるということは目的にあっておりません。油性塗料は、塗料自体乾燥がおそいのですから、シンナーもおのずと遅いシンナーを使用願うことが、その塗料の性質を発揮させることになります。使用するシンナーとして、塗料用シンナー並びに速乾塗料用シンナーが最適です。