谷地高アイススラリー(№1165)
スポーツドリンクをシャーベット状にした、「アイススラリー」という熱中症対策の飲料がある。体の内部の深部体温を下げる効果がある。
より飲みやすく、しかも手軽につくる方法を山形県河北町の県立谷地(やち)高校3年生2人が研究し、昨年度、東京家政大学の生活科学研究所主催の「生活創造コンクール」で優秀賞に選ばれた。
凍らせる際に、液体とシャーベットに分離してしまうという課題があった。理想は「流動性を保ちながらも、消化器官に粘りつくように流れ落ちて、ゆっくりと深部体温を冷やす」こと。2人が試したのは、高齢者向けの食事などに使う「とろみ剤」。適度な粘りが出て、液体とシャーベットがうまく混ざり合った。
≪「谷地高アイススラリー」のレシピ≫
【材料】スポーツドリンク(300グラム)、スポーツドリンクを凍らせた氷(200グラム)、とろみ剤(2.2~2.3グラム)
【作り方】
①スポーツドリンクを凍らせた氷をミキサーにかけて、シャーベット状にする。
②スポーツドリンクに①を入れ、ミキサーで数秒まぜる。
③とろみ剤を入れて1分程度、強めのミキサーにかけて、できあがり。
※冷凍保存してから解凍すると、ざらざらとした食感になって飲みにくくなるため、作り置きはせず30分以内に飲みきること。
(8/21朝日新聞(夕刊)「とろーり体内冷やす飲料 マネージャーが考えた 山形の高3 全国コンクール優秀賞(渡部耕平氏記事)」より引用)
どうしてもレシピを載せたかったので長い引用になりました。
毎日異常な暑さの日が続いております。皆様どうぞお体をご自愛ください。
これを考えたのは野球部マネージャーのお二人。野球部主将のお兄様を支えたいという気持ちで頑張られたとのこと。
結果、上記コンクールでは「市販品より、のどをゆっくり通過するため、高齢者などの誤嚥のリスクを減らす」と高い評価を得たようです。
熱中症対策に是非お試しいただいてはいかがでしょうか。