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DAN-eニュース(№1181)

「けんちん汁」を漢字で書くと(№1181)

漢字の音読みに漢音と呉音があることはよく知られているが、その他に「唐音」がある。

遣唐使が伝えたのが漢音、古代に「呉」と呼ばれた地域(現在の南京)にあった王朝と交流が深かった百済からの渡来人が日本に伝えた音が呉音である。

奈良・平安時代後も江戸時代末期まで日中間の交流を通じて日本語に入った漢字音を「唐音」という。

鎌倉時代以後に伝来した禅宗では、渡来した高僧が中国の漢字音を使ったから、禅宗には唐音で読む言葉が多くある。

禅寺での食事にも、唐音を名前に使う料理「けんちん汁」がある。「けんちん汁」を漢字では「巻繊汁」と書く。「繊」は大根やじんじん、ごぼうなどと豆腐を細く切ることで、それを油で炒め味つけしてから、湯葉か油揚げで巻いて揚げた汁物だから「巻繊汁」なのだが、漢音呉音ともにセンの「繊」が、ここでは唐音でチンと読まれている。

(12/13日本経済新聞 漢字そぞろ歩き!「「けんちん汁」を漢字でかくと(漢字学者 阿辻哲次氏記事)」より引用

ただただ、「けんちん汁」を漢字でどのように書くのか興味があって記事を読み進めました。

そうすると、漢字音の伝わった歴史について書かれていました。

遣唐使が盛んだった時代は「飛鳥時代~平安時代」、百済からの渡来が盛んだったのは「古墳時代~飛鳥時代」(Chat GPT調べ)なので、呉音の方が古い音になるのだと思います。

唐音が特徴なものに、「鈴(リン)」があり、「風鈴」として広く使われているとのことです。